ひび割れに擦り込むだけで、簡単に補修ができます。
超速硬セメントベースなので、施工後約30分で仕上がります。
吸水防止剤を併用することで、水のしみ込みを低減します。
補修スティックは3つのカラーがあります。
コンクリート、モルタル壁表面のひび割れ(2mm 幅以下)の補修。
   

補修スティックは3つのカラーが選べます。
 

 
(1)
補修箇所はワイヤーブラシなどで老化したコンクリートを除去し、汚れたゴミなどをきれいに取り除きます。油分などは洗剤やペイントうすめ液できれいにして、十分に乾かします。
 

(2)
ポリ手袋等を着用して吸水防止剤を補修箇所から約15cm離し、垂れない程度に噴霧します。

  (3)
吸水防止剤が乾かない間に、チョークで黒板に書く要領で補修スティックをひび割れに沿ってすり込みます。吸水防止剤が乾いた部分は、再度軽く噴霧して濡らしてからスティックをすり込みます。
    ※補修スティックは吸水防止剤の水分と反応して硬化しますので吸水防止剤が乾かないうちに補修スティックをすり込む必要があります。長いひび割れの場合は、30cm程度を1回の補修の目安にし、繰り返して補修してください。
(4)
手袋を着用したまま指で、ひび割れ周辺に削れたスティックの粉を、ひび割れに押し込みながら表面をならします。この作業により本品がしっかりひび割れに充填されます。
  (5)
最後に、再度吸水防止剤を補修箇所に少し湿る程度に噴霧します。
   

Q1 補修スティックはどうして硬化するのですか?
A1 補修スティックはセメント粉体そのものを水を使わずにスティック状に成形したものです。埋め込んだスティックの粉は、通常のセメントと同様に補修箇所に噴霧した吸水防止剤の水分と反応して硬化します。
Q2 どうして水はしみ込みにくくなるのですか?
A2 吸水防止剤に含まれる水溶性ケイ酸塩は、コンクリートに含まれるカルシウム分と反応し、コンクリートの微細空隙(これを細孔といいます)内に結晶を成長させてち密かします。水には表面張力があり、この張力のため水が通過することができない状態になるまで細孔をち密かするように設計してます。また、強力な撥水成分も配合しています。吸水防止剤と補修スティックを組み合わせることで、美観を回復しながら水のしみ込みを低減させることができます。
Q3 補修箇所をより目立たなくする方法は?
A3 はみ出した補修スティックをスポンジやペーパー(180番)でこすりながらぼかしていくと補修箇所がより目立たなくなります。ただし、こすりすぎるとコンクリートが黒ずんでしまいますので、注意して下さい。
Q4 屋上のひび割れに使用し雨漏りを止めたいのですが?
A4 本品では水の浸透を完全に防止することはできませんので、使用していただいても雨漏りを完全に止めることはできません。
Q5 本品で補修後塗装したいのですが?
A5 吸水防止剤に撥水剤を配合していますので塗料が密着しません。塗装はしないでください。塗装する場合は、吸水防止剤を使用せず代わりに水を使用してください。ただし、この場合吸水防止効果はありません
Q6 吸水防止剤を使用するとコンクリートにテカリや濡れ色は残りませんか?
A6 打ち放しコンクリートの補修で嫌われるテカリや濡れ色は残りませんので、美観を損ねません。

キット内容
補修スティック 45×10×13mm
補修スティック成分 超速硬セメント、顔料
吸水防止剤 50ml
吸水防止剤成分 水溶性ケイ酸塩、無機系撥水剤、水
DO86