ホルベイン画材 OILO1011800mlターペンタイン
油絵具用画用液とは
油絵を描くとき油絵具のさまざまな持ち味をひきだしたり、補助的役割を果たしたりするものなど各種の画用液があります。溶き油、ドライヤー、ワニス、クリーナーなどです。また、石油臭をおさえたホルベインオドレス画用液シリーズがあります。
溶き油
油絵具の練り調子をやわらかくし、色をひろげやすくするための画用液です。
揮発性油(溶剤)
油絵具の希釈剤・ 溶剤。時間とともに空気中に揮散し、油絵画面には残らない。
松の樹脂(松やに)を蒸留・ 精製したもので、溶解力に優れている。長期間空気に接していると酸化重合により黄変し、粘度が増す。こうなると物性が変わってしまうため、ビンのふたをしっかり閉め、使いかけのものは小ビンに分けるなどの注意が必要。
●主用途:油絵具・ 画用液の希釈、ワニス自製時の溶媒
ホルベイン画材 OILO1011800mlターペンタインの特徴
油絵具用画用液
●外観:無色透明液体
●成分:精製テレビン油
●酸価:0.2以下
●沸点:150~160℃
●引火点:30.5℃
シリーズB
※備考
外観…データ中の「外観」はあくまで目安です。
酸価…一般には油の精製度を表わす数字で小さい程、純粋であるとされます。サンシックンド油やボイル油などは酸素を吸収したため酸価が高くなりますが、これは精製の悪さではありません。
引火点…可燃性液体より気化したガスが小火焔にて発火する最低温度。消防法では6種に分類されますが油彩画用には植物油、アルコール類、第1、第2石油類などが含まれます。
アトリエにあまり引火点の低い画用液を多量に保管することはさけた方がよいでしょう。