藤次郎/Tojiro かま型薄刃包丁 210mm F-958

日本の伝統を受け継ぐ正統の和包丁
世界に誇る日本の刃物技術。はるか昔からハガネを鍛練し切れ味を追求する姿勢は、材料の選別にも活かされ、「玉鋼」という世界でも類を見ない高純度のハガネを生み出しました。この切れ味の追求から生まれた「玉鋼」は現代の刃物に適したヤスキハガネとして日本の刃物文化を支える重要な材料として珍重されています。このヤスキハガネの代名詞ともいえる白紙鋼を丹念に軟鉄と鍛造した合わせ包丁は、切れ味と品質そして価格の面から見ても非常に優れた和包丁といえます。
日本刀は現在では「刀匠」といわれる国から認定を受けた職人しか製造ができず、また、材料なども昔ながらのものしか使用できない制約があることから、「現代の技術の粋を集めた日本の包丁こそが世界で最も切れる刃物である」といわしめるほどです。藤次郎では伝統の継承と現代技術の融合を和包丁の分野でも進めており、白紙鋼を用いた包丁が最も切れるための焼き入れ温度や刃角などを研究し尽くし、いまだに手作業で作業する中でも一つの答えとして自信を持ってお勧めする和包丁シリーズです。
心のこまやかさが現れた多様なラインナップ
日本料理では材料ごとに様々な調理法が用いられます。日本料理の奥ゆかしさや繊細さは調理をする人の食材に対する感謝の心によって受け継がれてきたといえます。この日本料理の奥ゆかしさを支えるのは様々な包丁であり、調理や食材に合わせて専用の包丁が多種存在します。藤次郎ではこの白紙鋼鍛造シリーズのラインナップにおいても、この伝統を正しく継承し、妥協のないラインナップを揃えております。地域性によって違う形状も取り揃え、和包丁の基本としての切れ味や使い心地の追求だけでなく、日本料理の職人の皆さんの心のこまやかさを支えるお手伝いもしてまいります。
丹念に仕上げられた芸術的な刃付け
切れ味にこだわり、本当のプロにも納得いただける刃付けを施しております。業務用包丁では刃付けの工程だけでも5工程以上あり、非常に手がかかっています。業務用では耐久性が重視されますが、その中でも「藤次郎」は切れ味を追求し、刃付けや刀身の構造の研究にこだわってきました。まさにそのこだわりの集大成ともいえる切れ味は様々な業種のプロの皆様からご愛用いただいております。

藤次郎/Tojiro かま型薄刃包丁 210mm F-958の特徴

藤次郎白紙鋼鍛造シリーズ薄刃の中でも特にむきものに特化した包丁でむきもの包丁とも呼ばれます

藤次郎/Tojiro かま型薄刃包丁 210mm F-958の仕様

サイズ 210mm
原産国 日本